History ニューヨークで始まった伝説 1970年8月14日、ニューヨーク・マンハッタンで本格的なインド料理レストランが誕生しました。店名はサンスクリット語で「地上の楽園」を意味する「Nirvana」。その名の通り、別世界のように美しくエキゾチックな空間で味わうインド料理に人々は夢中になり、アーティストやミュージシャンなど著名人も訪れる人気店になりました。 アメリカでのオープンは創業者の夢 創業者のシャムシャー・ワデュートはダッカの出身。カルカッタのホテルを通じてホスピタリティビジネスを学び、交換留学生として渡米した際に、当時はアメリカになかった本格的なインド料理レストランをオープンする夢を抱きます。その夢は見事に現実のものとなったのです。1990年代には、ニルヴァーナの名はアメリカのみならず世界にも広く知れ渡るようになります。 33年の歴史に幕を下ろし、舞台は日本へ 2002年7月23日早朝、老朽化していた建物の壁が落下したために、ニルヴァーナの存続は困難な状況に。ワデュートと息子のウォーレンは世界各国を回り、新たなロケーション探しに奔走します。そこで選ばれたのが、緑豊かで素晴らしい眺望を誇る東京ミッドタウンでした。日本在住の経験をもち、日本文化に精通していたウォーレンは、日本でニルヴァーナコンセプトが受け継がれることを確信。2007年、東京ミッドタウンで、地上の楽園の伝説が再び紡がれることとなったのです。 1973年、世界的に有名なポップカルチャーであるピーター・マックス氏が、ニルバーナレストランのロゴ用に上の絵を贈呈。 2000年、”Where”マガジンのNYトップ25レストラン賞を受賞。同年、ユニオンスクエアホスピタリティグループのダニー・マイヤー氏も’ユニオンスクエアカフェ’レストランで同賞を受賞。フォーシーズンズ、レインボールーム、21クラブもこの賞の受賞歴がある。 1974年当初よりニルバーナレストランは、NYで“最もエキゾティックなレストラン”として紹介されていた。(上記事) Message from the Owner オーナーからのメッセージ ニューヨークで創業したニルヴァーナがその歴史を終えたとき、私は父・シャムシャー・ワデュートとともに「この機会をニルヴァーナのパワーアップ期間としよう」と語り合いました。そして再開に向けて新たなロケーション探しをする中、私がかつて暮らしていた日本で、次の楽園にふさわしい場所を見つけたのです。日本の文化に親しんできた私にとって、パワーアップしたニルヴァーナが日本で愛されるレストランとなれたことはこの上ない喜びです。四季それぞれに美しい日本の風景のように、いつでも新鮮な感動をお届けしてまいります。他では味わうことのできない、心に深く刻まれるひとときをお過ごしください。ウォーレン・ワデュート